『それではここで…、特別ゲストを紹介します。我が校の生徒会長、羽山帝です!』
『こんにちは皆さん。羽山です』
キャーーーーーッッ!!
未だ混乱する私の耳に、割れんばかりの女子の声が響く。
会長の人気って、予想以上に凄いんだなぁ…
『今回は来て下さりありがとうございます。早速ですが、会長から全校生徒へ向けて、文化祭に対して一言いただけますか?』
『はい。えーっと、文化祭もあと一ヶ月ちょっとで開催されます。毎年大掛かりな催しがされるので、今年も賑やかなイベントになるよう、全員で頑張りましょうね?』
「はーい!」
「もうめっちゃ張り切っちゃうよ~」
会長の言葉にキャッキャッと女の子たちが騒いでいる。
それに対して男子は姫の発表とは相反して、放送には興味ない感じ。
『それと…今年の劇は、僕も王子役として出させてもらう事になりました。ちゃんとした相手役になれるように頑張りますね…美桜さん?』
名前を言われた瞬間。
会長の声に…ゾクリとした。
心臓が、跳ねた。
それと同時にはっきりしたこと。
あぁ、姫は…私で違いないんだ、と…

