只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




「そ、そう…?」


「うん」



こ、この感じは…!
冗談じゃなさそうだな、うん。


三年以上もお隣さんをしていると分かるもんだね。


態度とか目とかで、嘘か本当かを感じ取れちゃうというか…
まぁ、それは直人も同じなんだろうけど。



「あ!そうだ!さっき花音から聞いたんだけど…私が倒れた時助けてくれたの、直人だったんだね!」


「あぁ。まぁ、な…」



似合ってるって言ってくれたのが嘘じゃない分。
それが何だか気恥ずかしくて、全力で違う話題へ逸らした私。


でもどうしてなのか。
直人の返事の歯切れが悪いような…



「直人が支えてくれなかったら私、傷だらけになるところだった。今日は、たくさん助けてもらっちゃったね…」



倒れた時も、帰り道も…
こんなに迷惑かけてさぞ面倒だったはず。


なんて返事が返ってくるだろうか?


直人のことだから、いつものように『別に』って言うのかな?


でも…直人の反応は私の想像してたのとは違ってた。


俯いて、黙ったまんまで…