「良いってことよ!ホントは目覚めるまで傍にいたかったんだけど…なるちゃんがダメって~」
「当然でしょ!花音ちゃんにはまだまだ出番もあったんだから」
花音の出番といえば…メドレーリレーと玉入れと…
あっ、応援合戦!
本番で着る衣装、見るの楽しみにしてたのに…
「見たかったな…応援合戦…」
「だ、大丈夫!見たいなら私一人でも応援団やるしさ!」
「それはすでに『団』じゃなくない?」
でも今年はチアリーダーのコスチュームで応援するって言ってたっけ…
花音のイメージにピッタリだったろう。
「じゃあ今度衣装だけでも~」
「お、おうよ」
コクコクと頷いてるけど、ちょっと恥ずかしそうな花音。
ラブリーな服を着るの苦手だもんね。
普段はボーイッシュなのばっかだし…
せっかく可愛いんだからもったいないよね。
「さてと.…私はそろそろ後片付けの手伝いに行くわ。まだ具合が悪いならゆっくりしてていいからね?」
そう言ったなるちゃんは、これまた極上の笑顔を浮かべて保健室から去っていった。

