だけど教師になりたいって想いから、毎日毎日の勉強三昧…
体を動かすのが大好きなのにそれも我慢して机に向かってた。
何でもお世話になった先生がいて、その人みたいになりたくて教師を目指すようになったんだとか。
教師になったら…そんな話をしている時の先生はとってもキラキラしてた。
ただただ没頭してる彼の姿を見ると羨ましくて…
好きって気持ちも確かにあったけど、私は…坂口先生に憧れてた。
『先生の特別でいたい』
だから意地を張って、隆兄って言い続けていたんだと思う…
「内緒…ですかね」
人差し指を口許に寄せて笑ってみせる。
一見余裕そうに見えるかもだけど、こんな話するの恥ずかしいし?
「内緒かよっ!めっちゃ気になるじゃん」
「うんうん。そうでしょうとも!言いませんけどね!」
話ながら二人して目一杯笑いあう。
こんなに自然に馴れ合えるなんて…まるで昔に戻ったみたい。

