アイス屋さんを出て四人で帰路につく。
歩いていると、まだ残る梅雨のじめじめした空気が肌にまとわりついて…少し気持ちが悪い。
「もうちょっとで夏休みだねぇ。花音と大和はいつまで補習があるの?」
「夏休み初日からみっちり一週間あるんだってさ!せっかくのお休みなのに~」
「補習なんて憂鬱すぎるわ…」
『補習』という言葉を聞いて落ち込む二人。
赤点を取らないように勉強すればいいのに…
前にそう言ったら、勉強自体が嫌いだから無理!って返されたっけ。
ふと花音を見ると、肩を落としながらも大和を見つめて嬉しそう。
大和と一緒にいれるから嬉しいんだろうな…乙女だな。
「そうだ。補習が終わったらさぁ、今年は海に行こうよ!去年は行けなかったし」
パンッと手を合わせて楽しそうに提案する花音。
その笑顔は、まるで夏に咲く向日葵のように見える。
「賛成!大和と直人もいいよね?」
「全然OK!」
「大丈夫」

