病院に着くなり、手術室の前に来た。



手術室の前には、千沙の両親や俺の両親などがいた。



だが、誰一人喋ろうとはしなかった…



ーウィーン



先生が出て来た途端に、
千沙の両親は素早く駆け寄った。



千母「千沙は大丈夫なんですか?」


先生「命は取り留めました。
千父「良かった…。良かった…。」
ですが、足の損傷が激しく………
リハビリしたとしても歩くことは…………もう出来ないでしょう…。」



千母「なんで!なんで千沙なの!!」



零「は?何だよそれ…。」



先生「お母様にお聞きしたいことがあるのですが。最近、千沙さんは頭痛や目眩、吐き気など訴えていませんでしたか?」



千母「いいえ…。」



先生「そうですか……。」