教えてくれたのは、君でした。



私とその人はカラオケ店を抜けて

近くの河原へとやってきた


もうすでに外は真っ暗

周りには誰もいなくて

昼間見る景色と、また違う景色が

目の前に広がっていた



「あーやっべ。すっげー落ち着く」


「そう…ですね」



その人は草原に大の字になって

空を見上げて寝そべった



「すっげー星空

なんかロマンチックじゃね?」


「わぁ…」



空にはたくさん星が出ていた

明日はきっと晴れかな

なんて考えていると



「君ってさ、かわいーよね」


「えっ!?突然なんですか…?」


「すっげー俺のタイプなんだよね、君」


「はい!?」