店から徒歩10分程で着いた。
黒や茶、白を貴重としたオシャレなカフェ。
「いーね、ここ」
ますます、上機嫌になる、美世。
「いらっしゃいませ。」
注文を済ませ、オレはトイレに立った。
帰って来ると、そこには、
テーブルに座る一人の美世と、それに話しかけている茶髪のイケメン。それのツレだと思われる黒髪のイケメン。
ナンパか?
少し、たたずんでいると
「あれ?レオ?座りなよ。そんなとこで、突っ立ってないでー」
美世が、呼ぶ。
ハッと我にかえり、
「お、おう」
テーブルに着こうとすると
「あー…彼氏いたんだぁ」
彼氏?
もしかして、オレ??
ちょっと、傷つくんだけども。


