「先輩って?」
…聞いてたんだ。
「えっと…元…カレ」
「ふーん…」
霧島君は私に近づいてきた。
そして
「恋愛経験ないかと思った。」
そう言ってニヤっと笑った。
「何で…さ」
てかそれより顔近いんですけど…!!
やばい、めっちゃ恥ずかしい…
「いや、だって顔近づけるだけで真っ赤じゃん」
「そ、それはっ…////」
絶対今も真っ赤だ……
霧島君は真っ赤な私を見て爆笑し始めた。
「あー、さいっこーw」
「笑いすぎ…」
私達は帰るため歩き始めたが、霧島君はまだ笑っている。
「いやー、だってそんな真っ赤になることねーだろw」
しょうがないじゃん…先輩とそんなことしなかったんだし…
「元カレとどこまでやった?」
「ぶっ…!!!」
思わず吹いてしまった。
どこまでって…私と先輩はそんなんじゃないし…
