~♪~♪~♪ 目覚ましが鳴る。 俺の朝はいつも機会の音で目が覚める。 手を伸ばし携帯を取り、日付と時間を確認する。 6月3日金曜日 朝7時 いつもの時間、いつもの週末。 携帯のスクリーンには彼女の「雅ミヤビ」の笑顔が写っている。 変わらないいつもの光景。 違うのは 何故か頬を伝う涙と、あの夢。 どうして今だにあんな夢を見るのか、女々しい自分を恨み、携帯のスクリーンの彼女に罪悪感をおぼえる。