檻の中でいくら自由を歌ったって
何にも響いちゃ来ないさ
檻の鍵はいつだって自分が持ってるだろ?

考古学者は図書館にこもりっぱなし
社員は空を拝む余裕なし
タクシードライバーは動く檻の中

何でそこにいる?
安全で安定で安心だからか?
青空の下に何がいる?
恐ろしい物なんざないだろ?
想い焦がれるくらいなら飛び出せよ

読書家は本の中
歌手は防音室の中
絵描きはアトリエの中

こもって楽しいかい?
自分の世界が好きかい?

他人と交わうのをやめた世界が
青空と大地だけを残した
あとは皆檻の中

いつになったら出てくるんだ?