ひとりごと。

運命の二人なんて言葉で
出会った僕と君は
前向くのが怖いからってさ
手を繋いで輪になって
前も後ろもなくした

何も見えなきゃ怖くないさ
甘えた考えは数秒で壊される

見えない恐怖に
刻まれていく背中のキズに
道もわからない不安感に
感じなくなった世界の鼓動に


僕らは取り残されていく


消えない不安から
僕を守ろうと君が一歩前へ。

想像よりもキズだらけの僕ら
君一人に背負い込ませるのが嫌で
僕だって一歩前へ

世界は広がった。

地球が鼓動し
音が空間を埋め尽くし
光が目をくらまし
僕らは息をした

当たり前への感動と感謝。

今の僕らには少し距離ができて
その間を埋めるように小さな手が
僕らの手をしっかり繋いでいる

拒絶されない僕らの現実