午前の競技が終ったので教室に戻った。

昼食を食べようとしても、食べ物が喉を通らなかった。

昼休みもいつもと変わらず図書室にいた。
図書室はめったに人が来ないので私はうなだれていた。

すると、誰かが来た。

私が顔をあげると智がいた。

智は私を慰めてくれた。

ずっと、「大丈夫だよ」、「美依のせいじゃないよ」、って言ってくれた。

けど、その優しさが私には辛くて智に
「うるさい、迷惑!」
って言ってしまった。

智は悲しそうな顔をしながら、
「わかった」って言った。