部活を続けると、帰宅する時間は遅くなった。

すると、毎日智が家まで送ってくれるようになっていた。
家に着くまでは恋バナや映画の話や部活の話、勉強の話でも盛り上がっていた。

そして、私は智と頻繁に出かけるようになっていた。
そしたら、学校での噂も絶えず広まっていった。中でも優と陸はウザいくらい冷やかしてきた。
それでも智は私の近くにいてくれた。

そうするうちに、私は段々智を頼るようになっていた。