さっきまでボーッとしていたはずの頭が


一瞬で冴えた。



映像のように流れる毎日が



あの時の見てしまったものが



写真のように止まった



漫画の1コマみたいに……………。







私が見てしまったのは……






女の子と一緒に家に入っていく



私には見せたことのないような笑顔をした



創太の姿だった。








その1コマが私の脳内を支配する


そのまま重い体を引きずって


家へ帰って、すぐにベッドに潜った


 

さっきのが



“夢でありますように”



そう願い、眠りについた