寝たからか、少し楽になった。


…なにか作ろ…。


トントン…と階段を降りていく。


すると、机の上には…



ラップのしてあるおかゆが置いてあった。



そこにはメモもあった。



“お大事に”



一言だけ。



よく見たことのある、きれいな文字。



この筆跡は…




………創太の字。




……創太、来てくれたんだ…。




自然と涙がポロポロと落ちる




「………ありがとう、創太…。」




1人、静まり返る部屋の中で



ただ一言、つぶやいた。