目を覚ますと、曇った空が広がっていた。 『お帰り葵ー!』 私は“ただいま”と言うように笑う 『で、分かった?』 首をかしげてみる私。 『…でも、そろそろ分かるはずだよ!』 …なんでかな…? 『約束のしるしに、ひまわりの……持ってるからね…!』 そう言ってあの子は遠くへ消えていった。 ……そろそろ分かる? ひまわりの………何……?