寒かったはずの私の体が


暑いくらいになっている


顔も真っ赤に染まって


胸がドキドキして


自分が自分じゃないみたい……



「………もう、言わないからな」



ドキッ……



え?



“ドキッ……”?!



なんでドキドキしてんの~?!



「葵………?顔赤いけど………?」



創太の大きな手が


私の額に触れる


ドキドキドキドキドキドキドキドキドキ


ひぎゃあああああ!


だ、だめだ…


なんでこんなにドキドキしてんの…。