家に帰ると


怒りと悔しさがこみ上げてきた


創太という存在の心の小ささは


俺には理解できなかった



葵にとっての俺は


ただ、普通の友達。


兄弟みたいな、


家族みたいな。


でも、それじゃダメなんだ。


俺は


幸せを求めすぎてるのかもしれないけど


この恋だけは


求めすぎてもいいよな?


こんなに本気になったのは初めてだから


少しぐらいはいいよな?


葵。