そして、2人が保健室から帰ってきた。



「…~♪」


「葵、ニヤニヤしすぎ。」


「えっ?!そんなニヤニヤしてた?」


「すごく、ニヤニヤしてた。」


「う、ウソ………!」


「何が面白いんだよ‥…」


「えっとねー、里穂がね…ひ………」


言っちゃダメだ!

危ない危ない……っ


「ひ……?」


「ひ、ひ…暇すぎて笑えるから!」


「暇すぎて、笑える??」


「う、うん!それだけー!」


「変なやつ。」


「…眠い…あ…授業中寝てたら起こして!」


「いいけど、責任はとんないからな~」



少しバカにしたような笑顔で言う創太。



「んじゃ、おやすみ~…」



目をつぶった瞬間に


夢の世界に引き込まれた。