木こりの娘はプリンセス?

しばらくすると、騎士団の殆どのメンバーが集まり、ストレッチに始まり基礎から訓練をしていくが・・・

私は剣を持ったみんなに呆れて、口をあけて驚いた。


・・・・・

何?何ですか?何ですと?

意味が分からない。レベルが低すぎるし、何の目的があってこんなメニューにしているのか分らない。

ざっと見た感じで言えば3分の1は剣に自信があるのだろうか、力任せにブンブン剣を振り回していて
残りは魔法がメインなのか、それとも他の武器が専門なんだと思う。

何の為に皆で揃って剣の稽古なんかしているんだろうか?
いっその事全員魔法オンリーで行った方がいいんじゃないだろうか。

『うぅ~ん・・・ここにいる方達はみなさん前衛部隊なのですか?
とてもではないけど前衛がこれでは部隊が全滅してしまうのではないでしょうか?』

この発言に、さすがのエレノア様も常に微笑んでいる唇をヒクヒクさせていたがさすがは去年まで隊長をしていただけはある。

「具体的には、どのあたりに問題があると思いますか?改善できるところがあれば参考にしたいのですけど。」


あっという間にいつもの笑顔に戻って穏やかな口調で聞いてくる。この対応は私も見習わなくてはいけないね。