木こりの娘はプリンセス?

『園芸部とも共同で研究をしたいと思ってるし、やらなきゃいけない事が山積みなんだよね。
何よりも、魔法学の居残りが予想されてるから・・・騎士団なんてとってもじゃないけど無理。』

「あぁ・・・お前魔法は残念だもんな。」

エリックは人を小ばかにしたように、見つめながら話してくる。


『っ ちょっと!人を残念な子みたいに言わないでくれる?私はこの学園にかけてるの。
これからの3年間、最高水準の魔法学をここで学んで絶対に医療魔道士になるんだから。』

私はプイッっと顔を横に向け、そろそろ寮に戻ります。と言うと帰る準備を始めた。

しかし、エレノア様がこの後騎士団の訓練があるから見学だけでもしていかないかと提案されたので渋々見学をしていくことにした。

まさかこの後、驚愕の事実を知り騎士団長であるルイスに雷を落とすことになるとは思いもしなかったが・・・