ルイスの寝言のせいであの日の夜は全然眠れなくって、やっと眠れた頃には朝日が昇り始めたころで次の日はグッダグダだった私。

昼過ぎに私が目を覚ますと、ルイスはもう帰ってきていてたっぷり寝たおかげで元気いっぱいって感じ。

「サラ、おはよう。こんな時間まで起きないなんて珍しいな。」

『(ルイスのせいだよ・・・)あぁ、ちょっと本を読んでたら寝る時間が遅くなっちゃって。』

私はあくびをしながらソファーに座ると起きたばかりなのに、もう眠い。

「こっちに帰ってくるときに母さんから色々持たされてさぁ・・・

って、あれっ?サラ寝ちゃったのか、とりあえず全部出して置けばいっか。」


俺は部屋から毛布を持ってくるとサラに掛けると、自分の部屋から本を持って来て

ソファーに寄りかかる様に床に座わると、ぐっすり眠っているサラの寝顔を見る。


「愛してる。」


静かにそう呟くとサラの髪にキスを落として


床に座り込んだまま、サラが目を覚ますまで静かに本を読んでいく。