木こりの娘はプリンセス?

お母さんはキッチンからスプーンを持て来ると、鍋のふたを開けて味見をする。


「良い匂い、どれどれ味はどうかな?

うん、バッチリ!!美味しいわよ。サラ料理の腕も上がったんじゃない。」


『えへへっ、お母さんたちはもうご飯食べたの?』


「まだよ、ルイスの面倒を見てたら時間が掛っちゃって、さっき作り終わったところなの。」


お母さんは本当に疲れたんだからと言いながら肩をトントンして、ルイスがあんなにお酒に弱いとは思ってなかったわ、と愚痴をこぼす。


『じゃぁ、一緒にご飯食べようよ。』


「お父さんもそろそろ帰ってくるからそしたら食べよっか。」


私はテーブルセットを済ませると自分の席に座りながら学校での出来事をお母さんに話していく。

ルイスは学園ですごい人気者で妹の私は告白の手伝いを頼まれるたびに大変な思いをしてるとか、友達が出来たんだよとか色々な話をする。

しばらくするとお父さんが帰ってきて私がいる事にビックリしながらも、ルイスもいるよ、と伝えると連れて来てもらったんだな?なんて言っている。


ルイスは全く起きる気配が無かったので3人でご飯を食べることにした。


『いただきま~す。』


久しぶりの家族との食事はやっぱり美味しい。

なんだかんだ言っても私はこの家族が大好きだし、この家に迎え入れてもらって良かったと思っている。


「今日のご飯はなんだか豪勢だな?」

『私が作ったのもあるんだよ、さぁてどれが私が作った料理でしょうか?』

私はおどけた様子でお父さんに言うと少し困った様子でどれかなぁなんてつぶやいている。