木こりの娘はプリンセス?

ルイスが酔いつぶれている頃、サラはと言うと目が覚めると天気も良く洗濯日和だなっと思ってカーテンなんかのファブリックも一斉に洗濯して全部干し終わる頃にはお昼前になってしまっていた。

お昼ご飯も食べ終わって一休みしていると、トントンとドアがノックされた。


「サラ~具合はどう?差し入れにアイスを持ってきたから一緒に食べよう。」

そう言ってアンナとクレアが部屋を訪ねて来てくれていた。


街で評判のアイスクリーム屋さんのアイスを6種類も買ってきたアンナは3人で味比べをしながら食べて行った。


「サラちゃん、具合はどう?」

『一晩ぐっすり眠ったから、もう大丈夫!!大体ルイスが大げさすぎるんだよ。』

私はそう言うとろう腕を上げてガッツポーズをして元気さをアピールする。

「確かにルイス様はサラの事になると、目が変わるって言うかさぁ・・・

なんかサラの事がとっても大好きなんです!!っていうオーラが半端ないよね。」

アンナはそう言いながらクレアと顔を見合わせると、クレアもうんうんと頷いている

『アハハッ そんな事ないよ、ただ優しいだけ。』


そう、きっと血の繋がらない私に気を使っているうちに

私に優しくするのが当たり前になっただけなんだろうな。


家族のみんなは私が昔の事を覚えてるなんて思ってもみないんだろうけど


私にとってママとの別れは本当に辛い思い出だった。


狩りに行ってくると言ったきり帰ってこなかったパパ、

それから暫くしてママは今のお父さんを呼んで私に紹介したと思ったら

「サラこれからは、この人のお家の家族になるのよ。

ママはとっても大事なお仕事があるの。だから・・・お別れをしなくちゃいけないの、

ママとパパはサラの事を世界で一番愛しているけどきっともう二度と会えないと思う。

サラ愛している。

けど、だけど・・・ママとパパの事は忘れて良いからね。」

ママは時折言葉に詰まりながら、ボロボロと涙を流して

私にそう話すと家から出て行ったきり二度と帰ってくることは無かった。


あの別れは私がもうすぐ3歳になる頃だったかな、こんな幼い頃の記憶なんて普通は残らないんだろうけど・・・