木こりの娘はプリンセス?

「クレア、二人でどこに行ってたの?」

「ちょっと、サラちゃんが人酔いしたみたいだったから、外の空気をすいに行ってたの。」

「そっかぁ、サラ大丈夫?」

『もう大丈夫だよ。』

「ダンスしたらまたお腹空いてきちゃった、なんか食べようよ?」

『えぇ!?、また?』

「サラ、お腹がすくから人酔いなんてするんだよ。いっぱい食べな。」

アンナはそう言うとお皿いっぱいに色々よそると、ほら!!と言ってお皿を渡してくる。

『こんなにいっぱい?』

「サラは細いんだから、いっぱい食べないと。」

『はぁ?このドレスを着るために頑張ってダイエットしたんだけど。』

「ダイエット!?必要ないよぉ。」

「私も必要ないと思うわ。」

『でもこのドレスウェストがキュっってなってるから、毎晩走り込みと剣の稽古をして頑張ったんだけどなぁ。』

「サラちゃんは剣が出来るの?」

『剣と武道は子供のころからお父さんに教わってたの。結構スパルタでさぁ大変だったんだよ。』


「子供のころからだと、結構強いんじゃない?」

『そうねぇ、そこら辺の男には負けないかな?体力勝負ならルイスより私の方が勝つね。』

「ルイス様より強いんだ、すごいじゃん。」

『そのルイス様ってそろそろやめない?』

「それは、ちょっと無理ね。いくらサラちゃんの友達とはいっても私たちだけ他の呼び方なんてしたら、ルイス様のファンになんて言われるか・・・」

『ルイスのファンってそんなにすごいの?』

「ルイス様って、学園ではあまり友達と遊んだりしないし、
女子とも距離を置いてるから、氷の貴公子なんて呼ばれてるのよ。
普段からあんまりしゃべることも出来ないし、同じファン同士でも色々と取り決めがあるらしいの。」

『そうだったんだ・・』

「ふ~ん、取り決めなんてあったんだ?」

私が振り向くと、さっきまでエレノア様と踊っていたはずのルイスがひょっこり顔をのぞかせる。