「会長さんは良い人なんだね。特許の事を教えてくれるなんて。」

『いや~良い人かはちょっとわかんないよ、会長さんの会社で契約させて他の所では生産してないんだから。

しかも売り上げは7:3だし、超ぼったくられてるから・・・』

「7がサラちゃんなんでしょ?」

『3』

「はぁ?サラそれはぼったくりって言うんだよ。」

『だからぼったくられてるって言ったじゃん。その代わりに寄付もさせてるんだ。
売り上げの一部を寄付しないと契約しないって言ったから、すぐ契約事項に記入してたよ。

その他にも大量生産するにあたって工場の見学は自由とか今後私が製薬会社を作った場合についてとか、色々書いてあったかな?最初は小説かって思うほど分厚いからびっくりしたもんだよ。』

「サラちゃん、お父様の知り合いの弁護士紹介しようか?
契約関係はちゃんとプロに立ち会ってもらった方がいいんだよ。」

『う~ん?今度うちの親と話してみるよ。』

「そうしてみて、言ってもらえればすぐ紹介できるから。」

『ありがとう。』



・・・・・


それじゃぁ、そろそろ準備を始めようか!!