『ルイスはさ・・・こっちではあんまり友達を作らない様にしてるの?
なんか、地元でのイメージと、全然ちがうっていうかさ、なんていうか・・・』

「あぁ・・・作ろうとは思ってないな、サラが来る前は勉強で忙しかったし地元のあいつ等みたいに頼りたい人もいないし・・・」

ルイスは困ったような顔をしながら頭をポリポリと書くとソファーにゴロンっと寝転がと、隣に座っている私に膝枕をさせる。

「今はサラが居てくれるから、それでいいじゃん。」

私はハァーっとため息をつくとルイスの頭をなでながら私は小さな声で言った。

『自分で、友達は大事にしろって言ったくせに・・・』

「なに?」

何でもないってば、もう・・・


私は数日前からリビングののローテーブルに置きっぱなしにしていた雑誌を読み始める。


モデルさんの髪型を見ながら、明日はアンナの髪型をどうしようか考える。


すると、ルイスは眠ってしまったのか寝息を立て始める。

ほんとルイスの寝顔は可愛いんだよね。

私は膝枕の代わりにクッションを置き、ルイスに毛布を掛ける。


そぉ~っとその場を離れると、キッチンに行き晩御飯の準備を少しだけする。

プリンを作って冷蔵庫にしまうと、野菜を大量に切って豚汁の準備をする。

鍋に大量の野菜とお水を放り込んで最初は強火でガーッと煮込んでお湯が煮立ったら弱火でコトコト煮込んでいく。


他は夕方に作ればいいから私はコンロの火に気を付けながらリビングで雑誌を読む。