木こりの娘はプリンセス?

エレノア様が去っていくと、クラスの子たちはいったい何のお話だったの?と興味深々だ。

『今日は兄が休みで、心配して私の所に確認に来ただけみたい。大した用事ではないわ。』

そう言うと皆はそっかぁ、と言って自分の席に戻っていく。


アンナとクレアは皆が私から離れて行ったので駆け寄ってくる。


「エレノア様何だったの大丈夫?」

「エレノア様って大貴族の令嬢よね、あんなふうに頭を下げられるとこっちが緊張しちゃうよね。」


『あぁ~、昨夜ルイスが大けがして帰ってきたんだけど・・・その件?』

「?で返しちゃわかんないよ、ところでそんな大けがして明日は大丈夫なの?」

『う~ん、大丈夫だと思うよ。朝にはピンピンしてたし、悪態ついてたし。』


そう、明日はパーティー。みんな本気を出してお洒落しなくっちゃね。


『明日楽しみだねぇ。アンナのドレスアップ姿、超楽しみ。』

「サラちゃん、明日はあたしの部屋に集まってみんなで準備しない?」

『それ良い!!アンナのヘアメイク私がしてあげる。』

「じゃぁ、メイクは私がしてあげる。」

「『可愛くしてあげるね。』」

「お断りしたい!!」

そんな事を話していると担任が来たので皆席に着く。

HRが終われば授業開始。勉強勉強っと・・・