ある日、


いつものように部活が終わり


職員室の前で顧問をまつ



下を向いて鞄を漁っていると


ふと、横から靴の音がした


少し上を向いてみたら



大倉先生が隣にいた


いつもは遠くから眺めるだけなのに



突然近くでみて心臓が高鳴り顔が赤くなるのが自分でもわかった


「ふぇっ、」


変な声をだして

急いで自分の口を塞いだ


「あっ、これ落ちてるけど、大丈夫?」


にこっと笑って落ちていた


黄色いハンカチを私に渡した



あっ、そんなことか…

「あ、ありがとうございます」


先生の顔があまりにも優しくて


上手くみれず、


俯きながら礼を言い、受け取った


するとスタスタと職員室に


先生はもどっていった