この机は中古なのだ。
家を建てるのと、お姉ちゃんの入学が重なりその頃、お金がなかったらしい。
前の持ち主は随分粋な計らいをしていたらしい。
この不思議な仕掛けは幼いお姉ちゃんにはとても魅力的だったようで、中古でもとても気に入っていた。
そして私にだけ、内緒だよ?と教えてくれた。
私は引き出しを開けた。
中には文房具がガシャガシャしていたからそれを一掴みして出す。
そして…中の蓋をあけた。
カラだと始めから諦めていた私は息を飲んだ。
中にはくるっとメガフォンのように丸められたキャンパスノートが押し込められていた。
表紙には…
『亜美へ』
とボールペンで書いてあった。
家を建てるのと、お姉ちゃんの入学が重なりその頃、お金がなかったらしい。
前の持ち主は随分粋な計らいをしていたらしい。
この不思議な仕掛けは幼いお姉ちゃんにはとても魅力的だったようで、中古でもとても気に入っていた。
そして私にだけ、内緒だよ?と教えてくれた。
私は引き出しを開けた。
中には文房具がガシャガシャしていたからそれを一掴みして出す。
そして…中の蓋をあけた。
カラだと始めから諦めていた私は息を飲んだ。
中にはくるっとメガフォンのように丸められたキャンパスノートが押し込められていた。
表紙には…
『亜美へ』
とボールペンで書いてあった。

