リズには悪いが、今は国の為に戦わなければならない。



1人…2人の人の為に、任務を放棄させる訳にはいかない。



それがたとえ、家族でも。




「リズ…。とても心配だろうが、家族の元へ帰るのは任務を終了してからにするんだ。今はとにかく戦え」



私もここは心を鬼にするしかない。



「そんなっ……」








ピチャッ…ピチャッ…








私達が話していると、奴らはすぐに集まってきた。



「ほら!リズ。武器を持って!戦うんだよ!」



マルコムは戦闘態勢にもどる。




私も、今度は剣を持ち構えた。





「はっ!!」



次々に剣を振りかざし、奴らを倒す。



マルコムは、特殊な鋼のブーツを履き、奴らに蹴りをかます。