しばらくして、リズの震えもおさまり、私達はもっと港の方に進んだ。
前方には奴らがわんさかいる。
「よしっ。こらしめてやるわ!!」
リズは強がっているのか、さっきとは全く別人のようだ。
「やっと僕の番…。ふふっ、楽しみだぜ!!」
マルコムもノリノリで影に飛びついた。
彼らの強さは、さすが選抜兵と思わせられる程だった。
途中で、一般の特攻隊もやって来たが、彼らの何人かはすでに奴らに喰われてしまっていた。
「…なんなんだ!やっつけてもやっつけても数が減らない!!」
皆、苦戦している。
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