影に攻撃をする私達を1班として、ようやく任務を開始した。






「さあ!出て来い!このマルコム様が相手になって差し上げよう!!」




誰もいない道のど真ん中でそう叫ぶマルコム。




「確かこの辺に影はいましたよね?」



ルーサーはキョロキョロと辺りを見ている。




「全く…さっさと出て来なさいよね!!」





みんな早く仕留めたくてウズウズしているようだ。



それにしても、皆、影を間近で見た事があるのだろうか?



私も、あの日はもやがかかり、薄っすらとしか見えなかった。

















ヌチョッ…













「えっ……何の音!?」