「あ。あかり、お疲れ」

「...あ、お疲れ〜」

「? どしたの」

「お腹空いちゃって」

「お腹空いたらそんな険しい顔すんの?」

「してた?」

「してたよ」

あかりはいつも通りにニコニコと笑った。

「明日も仕事あんの?」

「午前だけ。そこが勝負」

「え?」

「ううん、こっちの話〜。午後は回ろ!」

「うん。私は高原奈津と回ってるから。午前は」

「あれっ。そんなに仲良くなってたの?」

「話が合うんだよねー。なんか似てるしさ」