「ねぇねぇねぇ!ビックニュースビックニュース!聞いて開いて聞いて。」



平日の朝。夏祭りという言葉もチラホラと聞こえてくる日のことだった。勿論夏休み中だが、補習という名の地獄のような日々を送っていた。



ーったく、夜はゲームとかしたいのに…



大和が不機嫌極まりない顔つきで席についた。





その時だった、


冒頭の馬鹿煩い海人が俺の後ろの席についたのは。