あの子の涙。


【美歌side】
あー、部活か。。。
入部して一週間経った。
少し仕事も覚えてきた。
だけど美歌はあまり部活に行きたくなかった。
先輩達も面白いし優しいしなんの不自由もない。だけど、人見知りの美歌にとったら結局は先輩達とかかわるのは少しつらい。
「どおかしたの??」
私の顔をのぞき込んで心配そうにしている美帆さん。
「な、なんでもないですよ!!ぼーっとしてすみません。」
だめだめ。ぼーっとしちゃだめ。
「そお??じゃあタオルしまいに行こうか。」
洗濯したタオルを2人でしまいに部室に向かった。
そんな時、
「さあこーい!!!!」
あっ。遥輝の声だ。遥輝頑張ってるなぁ。
「この声って1年生の子だね。」
「この声は遥輝の声ですね。」
「おっ、よく分かるねー。さすが同じクラス!!」
入部してから遥輝は毎日頑張ってるなぁ。
それに比べて私は。。。
もう辞めたいって考えている。
やっぱり陸上部に入ろうかな。今ならまだ転部しても他の人と遅れはでないだろうしなぁ。
「おっ、マネージャーここにいたのかー。」
監督が入ってきた。
「こんにちは。先生どうしたんですか??」
「あぁ、この間の練習試合の時に相手のチームの監督さんがお菓子くれたんだよ。マネージャー2人で山分けしろー。」
そう言って監督はお菓子が入った袋を渡してくれた。
「「ありがとうございます!!」」
思わず美帆さんと声がそろった。
そのお菓子はしっかりと美帆さんと山分けした。
その後またグラウンドに戻って草取りをした。
「1年行動が遅い!!!!はやくしろ!!!!」
「はい!!!!」
先輩達からどんなに怒鳴られても頑張っている1年生を見ていたら、自分も頑張らなきゃと思った。