部屋にお姉ちゃんはいない。



「…おねえ…ちゃん?」



自分の鼻声が

どこか遠くで聞こえる。



少し頭が痛い。



「…なんで……なんで?」





私の目は

部屋の中央に

吸い寄せられる。






そこには、