「あ、詩乃ちゃん おはよ~」
「快罹、おはよう」
「詩乃ちゃん、おはよ」
「テルさん、おはようございます!」
「ごはん準備できてるよ」
「ありがとうございますっ」
「遅かったね。いつもこのくらいの時間に行くの?」
「いつも8時に出ます!今日は遅刻ですよ~!」
「あ、そうなんだ。もう少しはやく起こせば良かったね」
「いえいえ!起こしてもらえただけでありがたいです。悪いのはテルさんじゃなくて、赤ですから!」
「「..........!?」」
「あ?俺、親切に起こしてやったじゃないか。親切に」
「あれのどこが親切だよっ。いい迷惑なんですけど~」
((あの人間不信の赤が普通に話してる!しかも呼び捨て))
そう、快罹とテルは思った。
((やっぱり、詩乃ちゃんって面白い))
そう、想いながら2人は口角を上げた。この2人はどこか似ている。


