泣き虫な私には…

「どした?大丈夫か?」

こ、こいつーーー!!!

無意識か!?無意識なのか!?

「大丈夫だよ!で、なんか用かな?」
笑顔笑顔…

「んーと…来たかっただけかな?」

はあぁぁ?

「昔よく、ここで遊んだよな!」

「そーだね、覚えてるんだ?」

「おう!あんときが、一番楽しかったから」

そーだね、私もだよ

大好きな祐也くんと一緒に遊べて楽しかったし、あの時はまだ作り笑顔なんか作ってなかった

恋する普通の女のこだった

なのになのに、祐也くんのせいだよ…
祐也くんが違う中学校行っちゃたとき、
これでもか!ってくらい泣いた
後悔した
告白すれば良かったって

「どーした?」

六年間の恋心、今も続いているせいかな

今、すっごく心がうきうきするの!

「なんでもないよ!」

「…!安心した」

「え?」