桃羽side

琉依ちゃん飛び出ちゃった。ウチが言わないと!

「麗飛君ゎ何も分かってないよ!」

「何が?」

「琉依ちゃんの気持ちだよ!」

「あんな奴の気持ちなんか知らなくてもいい。」

「…い。」

「なんて?」

「…いてい。」

「あ?」

「最低!」

「は?」

「昨日屋上で琉依ちゃんの愚痴言ったでしょ?」

「なんで知ってんだよ。」

「それ、琉依ちゃんも聞いてたからね。」

「は?」

「琉依ちゃん


お前の言葉を聞いてから凄く泣いてた。



屋上でも声を殺してまでして泣い
てた。

今日の朝だって琉依ちゃん凄く顔色が悪かった!

それ以外にもある!


もう、元にゎ戻れないよって

凄く泣いてた。

お前ゎそれも知らずに琉依ちゃんを崖っぷちまで追い詰めた!」

「嘘だろ。」

「ホントだよ!
琉依ちゃんゎ本当にお前の事が好きだったのにお前の何も分かってない一言で追い詰められて。最低なのゎどっちだよ!」

バンッ


ハァハァハァ

「琉依ちゃんー!」

「もういゃだ。」

ガンッ

琉依ちゃん!?

「琉依ちゃーん!」

「も、桃羽。」

「琉依ちゃんゆって来たよ。これで、琉依ちゃんの気持ちゎ伝わったはずだよ!」

「ありがとう。」

「クラスに戻るね」

「ウチも!」