金髪くんは一度だけ私に顔を向けて。 「………またね?」 未だピアスをいじっている手とは反対の手で、ひらりと手を振った。 「る、類!何でお前………っ!」 突然滝沢くんは切羽詰ったような声を去っていこうとした金髪くんにあげた。 「…滝沢とは、暫く会いたくねーな」 でも彼はそんな滝沢くんを一瞥しただけで、私たちに背を向けた。 そして立ち尽くしている私たちを一度も振り返らずに、階段を登って行った。