Strawberry DROP 新連載スタート

今なら信じてみたい

なんて思ってしまう自分がいた

でも・・・

「大事だとか、大切だとか・・・そう思えない」

そうとも言っていた

どれがあんたの気持ちなの?

あんたの過去に何かあったの?

人を好きになれない何かがあったの?

聞いてみたいけど、聞いてしまったら・・・

もし聞いて私には入りきれない事情があったら・・・

だから聞くのが怖かった

どうしてだろう

お互いしゃべらずいつもの駅の改札口に着いてしまった

私は掴まれている腕に力が入らず掴まれたままぶら下がっている

手を繋ぐこともしない私達

周りから見たらこの腕の掴み方って、どう見えるんだろう

私、捕獲されたみたい・・・

ポケットから定期券を出して、

「送ってくれてありがとう」

そう言ってるのに上條蓮の手は私を離さず・・・

「あの・・・手・・・」

前を向いたままで何も言ってくれない

ただ立ち止まったままで・・・

「ねぇ、手を離し・・・」

えっ・・・