私の好きな人 私を好きな人

途中まで…


いい感じだったような気がする。


「蒼太先輩の特別」


私は確かにそのポジションを気に入っていたし、途中までは割といい感じだと思っていたのだ。


なのに…


私は全く、これっぽっちも、蒼太先輩にオンナとして見られていない。


これじゃまるで男友だちの一人じゃない…


『男友だち…!?』

自分で言っといて愕然とする。



でも…



だとしても、いい。


今は…

蒼太先輩のそばにいられるなら、それでもいい。



私は蒼太先輩が大好きで大好きで仕方なかった。


最初は、ただ後ろを歩くだけで幸せだった。


私に全く興味を持ってなかった蒼太先輩が、今は私に笑いかけてくれる。


名前も覚えられてなかった私が、今は名前を呼んでもらえる。


もし…
何か行動を起こしたら、今の関係が崩れてしまうかもしれない。


だから、今はこのままでいい。

出来るだけ長く、このままがいい。