あたしはお姉ちゃん、彼は弟。

「手術室までご案内します。警察の方がおられますので事故についてはそちらで…。容態のほうはドクターから聞き次第お伝えします。」


あたしたちは看護師さんに案内され、手術室の前に来た。


手術室のドアの上には…『手術中』のランプが点灯している。


この中で颯真は戦ってるんだね…。


「一ノ瀬さん…警察の松井といいます。」


スーツを着た男の人が言った。


「一ノ瀬颯真の姉の夏依です…。こっちが母です…。」


あたしは松井刑事にあいさつをした。


「お父さんは…?」


「父はまだです。もうすぐ来ると思うんですが…。」


バタバタッ━


急いでいるような足音がした。


「母さん!夏依!」


その正体は…お父さんだった。


「刑事さん、父です。」


刑事さんとお父さんがあいさつを交わす。


「刑事さん…颯真は…どういう事故にあったんですか?」


あたしは代表して聞いた。


颯真は今危険な状態。


ひどい事故だったんだよね…?


「颯真くんは6時30分頃西園交差点で事故にあいました。詳細は…」


刑事さんが教えてくれた話はこうだった。