あたしはお姉ちゃん、彼は弟。

車で行こうと思ってもお父さんいないし…お母さんは運転できる状況じゃない。


タクシーを呼ぶしか…!


あたしはタクシー会社に電話し、タクシーを1台頼んだ。


緊急だから早く来てほしいと言ったら快く応じてくれて、5分くらいで来てくれるという。


あたしはお父さんに電話することにした。


お仕事中だけど…そんなの関係ない!


『もしもし…夏依か?』


お父さんは案外すぐに出た。


「お父さん!颯真が…颯真が事故にあったって!今からタクシーで病院に向かうの!」


『本当か!?そ…颯真が…。病院は…容態は!?』


「久保病院だよ!容態はね、わからないの…。病院行ってからじゃないと…。」


ごめん…お父さん…。


『そうか…。俺も行くから!夏依…母さんをよろしくな?』


あたしはほぼ放心状態のお母さんを見た。


「…わかった!」


お父さんとの電話が終わる頃…タクシーが来た。


あたしたちは久保病院に向かった。


お父さんに言った通り、颯真の容態はわからない。


お母さんはただ病院に来てくれと言われただけ。


だからかすり傷かも骨折なのかも…わからない。