あたしはお姉ちゃん、彼は弟。

「もしもし一ノ瀬です。」


誰からかな…?


そんなことを思いながら、あたしはご飯を食べる。


「はい…そうですけど…。え…?はい…グスッ…。」


お母さん…泣いてる…?


何があったの…?


「はい…わかりました…すぐ行きます…!」


すぐ行く!?


どこに…?


お母さん!!


お母さんは電話を切った瞬間、その場に座り込んだ。


「お…お母さん!どうしたの!?」


あたしはお母さんに駆け寄った。


「グスッ…そ…颯真が…!」


颯真が…!?


かなり嫌な予感がする。


「颯真がどうしたの!?」


「じ…事故にあったって…グスッ…。」


え…。


事…故…?


それを聞いただけで、涙が出た。


でも、あたしは涙をすぐに拭き取った。


あたしがしっかりしなきゃダメだから…!


「颯真の容態は?」


「わからない…。ただ、車との事故としか…。」


車とって…。


あっ…病院!


「お母さん!病院は?病院はどこ?」


「久保…病院よ…。」


久保病院!?


久保病院はあたしの家から歩いたら40分以上かかる…。