「へぇ、嘘つくの?」 その微笑みは間違いなく悪魔。 「俺さ、その子がコレ、落としてったの見たんだよね」 と、ポケットから彼が持つはずのないまのが出てきた。 「っ...返してっ!!」 なぜ、落としてしまったのだろう。 後悔した。 彼が持つソレは、 私にとって、宝であるのに。