「お前は何処から来た?何がしたい?」



私の首に突きつけられた刀。




………な、な、何でこんな状況になってるんだっけ?




記憶を遡る事数時間前。





沖「とりあえず、僕達の屯所に来てください。」



瑠「…は?」


藤「まぁ、それが妥当だよな。」



瑠「え…な、何で?私被害者でしょう?貴方達の屯所に行かなくても…あ、亜美
とか…起きてないし…。」


亜「なぁに?瑠璃愛?私が寝てるって?」



瑠「あ、亜美…」

なんちゅータイミングの悪い時に…


沖「起きてるじゃないですか♪」




亜「バリッバリ起きてます。それじゃあ行きましょう。沖田様。屯所へ連れてってください。」



ほら、言うと思った。



瑠「亜美…。私達はこれから拷問されるかもしれないのよ?この人達について行く訳には…」




平「…別に、総司がどう思ってるかは知らないけど、俺は拷問目的じゃないよ?」



瑠「へ??」


グイッ

藤堂が私の腕を持ち上げる。



藤「怪我してるじゃん。治療…って言っても包帯くらいだけど…。痛いでしょ?」



瑠「う…まぁ。」



私の腕には何時ついたのか分からない擦り傷があった。



確かにズキズキするけど。

まだ血が出てるし…。



はぁ、やっぱり屯所コースになりそう…。