「えっ⁈ちょ、嘘だろ…!」
隼人は光る自分の手を見て驚いている。
光が消えると、隼人の手に貼っていた絆創膏は消えて、さらに痛々しかった切り傷は跡形もなくきれいになくなっていた。

「…治ってる」
「まだ痛む?」
「や、痛くない…なんだよお前、今のマジかよ…」
「マジだよ」
隼人は呆然としていた。

「…いつから魔法使えたの?あれか?30過ぎても童貞だと魔法使いになれるという都市伝説の処女バージョンか?魔法少女のハードルは随分と低いんだな」
「そんなんじゃないわよ。元からうちはママが魔女であたしは魔女の血をひいてるの」
「そうか…」